金の糸 銀の風

私的コンクール日記。メインの活動範囲は愛知・岐阜です。

第43回東海アンサンブルコンテスト 感想

こんにちは。

下書きを完成させた後投稿するのを忘れていましたW(`0`)W


さすが東海大会、各県の代表とあってとにかく演奏が濃かったですね。

充実感半分疲労半分と言った感じです。笑

ではまずは大学の部からです↓


今大会最初の演奏となった日本福祉大のバリテューバ。県大会の時に感じたバランスの悪さも無くなっていて、響きも朝イチとしては充分過ぎるくらいだったので銅賞は予想外でした。


静岡大の打楽器は抜群のコンビネーションと技術を活かし、ユニークかつハイレベルな演奏で魅せてくれました。


信州大のサックスはアグレッシブな攻めの音楽で個人的には大好きです。個人個人で演奏している様に聞こえたので、まとまりが欲しいところです。


代表となった静岡大金管。技術はとても高かったと思いますが、表現が極端すぎる気がしました。



続いては小学校の部です。

小学生の演奏を生で聴くのは初めてでしたが、良い意味で期待を裏切られました!


まずは神戸小の打楽器。

もう納得の最優秀賞ですね。まさかここまで曲に引きこまれる演奏をしてくれるとは…。小学生恐るべしです。


棚尾小のフルートの男の子はパートを引っ張り、ソロを見事吹き切り、小学生とは思えない技術力でした。

この先も是非続けて欲しいです。


次は個人的に一番好きな部門である中学生です。


トップバッターの汐路中は期待通りの演奏でした。オーボエの効いたサウンドが好印象です。


陽和の打楽器はきちんと打ち込まれてよく響いていましたが、緊張のせいかテンポに揺れが…。


美濃加茂東中のフルートは緊張感たっぷりで曲の持つ雰囲気がしっかり出ていました。

棒吹きに聞こえたので、もっと大きく表現を付けられると良いと思いました。


前半のサックス3団体はどれも甲乙付けがたい素晴らしい演奏でした。

大人な雰囲気を醸し出した東北中、カッコよく決めた東豊田中。

そんな中見事一位通過を果たした神丘中。

相変わらずの圧倒的な演奏でした…が、正直県大会の方が良かった気がします。緊張のせいなのか、若干硬い気がしました。


白子の金管はバリバリ鳴らすAチームと中低音に包まれる様な丸いサウンドのBチームで対照的な響きでした。

開成は力が入りすぎたのでしょうか…?オーバーブロー気味で残念。

岡崎北は個人技高いですね。鋭いサウンドが良かったです。



もう一枠の代表となった鎌田の管楽。

金管で聞くことが多いこの曲ですが、編成を活かして上品に奏で切りました。美しかったです。


さて、職場一般です。


白子ウィンドの金管はこの出演順ながら、破綻なく綺麗に鳴らせていたと思います。美しい響きでした。このサウンドでガブリエリ辺りを聞いてみたいと思いました。


東海市吹のクラリネットは全国に行って欲しいほど個人的に一押しでした!

流れるように、しかし決めるところは決め、難曲を吹き切っていました。

個人的にクラリネットはこれくらいアッサリしている方が好きです。


朝日代表のヤマハクラリネット

とにかく技術的な安定感が凄いです。そこに濃い味付けが加わってよく効いていたと思います。

正直ちょっと作為的に感じてしまいましたが、お見事でした!


白子ウィンドのサックスは安定感があり、聞いていてとても安心出来る丁寧な演奏でした。

よく吹けていたと思うので、もう少し攻めが欲しかったです。


個人的にはクラよりも代表になって欲しかったヤマハ金管

目の覚める様な溌剌とした音楽で、初めから終わりまでドキドキさせられっぱなしでした。


浜松交響は個人技と合奏力が一歩抜けていた印象。ピッコロが良い味を出していました。


江戸橋ブラスのバリチューはこの編成ながら、軽やかさを感じる元気な演奏でした!


最後は高校の部です。


安城学園の打楽器はまさに正確無比と言ったところ。お手本の様なアンサンブルでした。


光ヶ丘金管は明るい音色で華やかに奏でた圧倒的な演奏でした。

欲を言えばトゥッティで若干ごちゃっとしていた部分があったので、更にクリアに聞かして貰いたいところです。


木本の金管は粗めでしたが、鳴らす、攻めるの尖った演奏でした。ソリストのレベルも高く、こういう演奏は個人的に大好きです。…が、コンテスト的には評価されないんだろうなと思っていたら…残念。


安城学園金管は音が太いですね。音色は光ヶ丘と似ていましたが、こちらの方が分厚いサウンドで安定感がありました。


注目していた光ヶ丘のオーボエ3重奏。

とても丁寧な演奏だったと思いますが、サラッとし過ぎてしまった印象です。


小諸のサックスは個人技が高いですね。

特にソプラノの積極的な表現が光っていました。


斐太の打楽器からはやりたいと思っている事がよく伝わってきましたが、力が入り過ぎている様に見えました。程よいしなやかさが欲しかったです。


諏訪の打楽器は正に熱演。難曲をキッチリ仕上げ魅せてくれました!個人的には金賞を取って欲しかったです…。


名電は管楽・フルート共に無難な印象です。

両編成共に耳にスッと入ってくるクリアなサウンドが良かったです。しかし、何か物足りなさを感じました。



無事、全国大会のチケットGetしました!( ̄∇ ̄)